【老舗ひじかた園 通信 2025.1月号】

令和7年 1月 笑門福来

新年あけましておめでとうございます。

今年のお題は『夢』

皆さまの夢がひとつひとつと

叶う一年になりますよう願っています。

本年も当店をよろしくお願い申し上げます。

●むかしむかし ~ 老舗ひじかた園の150年 其の一 ~

 前号でも少し触れましたが、その昔、老舗ひじかた園の屋号は『武蔵園』で、旅籠『むさしや』を営んでおりました。                                                                                                                                        老舗ひじかた園は、その武蔵屋の娘『渋谷クニ』と立身出世の徳川家幕臣『真下晩崧(ましもばんすう)』との二人の出逢いから始まります。

 渋谷家の茶業も始まり、二代目『徳次郎』と続き、三代目『仙次郎』は原町田「二六の市」を創設しました。『仙次郎』の兄弟で、真下晩崧を祖父とする『渋谷三郎』は、大正期に秋田県知事、山梨県知事を歴任、「樋口一葉の元婚約者」としても有名です。

 三代目『仙次郎』の娘『喜代子』の夫『修平』が四代目、そして五代目が父『土方博太』、この時に土方園を改め、『老舗ひじかた園』となりました。現在六代目、150年の歴史を受け継いでおります。

 このような歴史を歩みながら皆さまのおかげでここまで続けることができました。改めて感謝申し上げます。これからも、皆さまの健康、癒しの時間を「お茶」を通してお届けできるよう工夫してまいります。

●老舗ひじかた園 101号のスタートに… 緑茶のススメ

 

 今日は原点に戻って、土方園のスタートである「緑茶」をおすすめします。ここのところ緑茶は日本人から疎遠になりがちですが、海外ではもてはやされ、インバウンド消費も増えています。急須で丁寧に淹れる緑茶、その味、香り、効用、淹れるために費やす時、すべて素晴らしいものです。当店では、リーズナブルなものから玉露まで各種ご用意しています。ぜひ緑茶をお楽しみください。

●最後に…

 ひじかた園通信もvol.101を迎えました。これからも文化や生活、教養、その時にあったよもやま話、目には見えない大切な世界などを思いつくままに書き記しています♪ 今年も変わらずお目通しください。