お茶のルーツは中国です、今から2000年以上前に中国南西部四川省付近から東南アジア北部の山岳地帯にすむ少数民族の祖先達によって茶葉は利用されたと考えられています。茶の樹は学名「カメリア・シネンシス」チバキ属ツバキ科の永年性常緑樹です。
お茶には日本茶、烏龍茶などの中国茶、紅茶がありますが「日本茶の木」・「中国茶の木」・「紅茶の木」とかいうものはありません。緑茶も烏龍茶も紅茶も同じお茶の樹の生葉を原料として製造されます。
お茶をつくるには、茶の芽や葉に含まれている酸化酵素の働きを活用します。
茶葉を摘んでそのままにしておくと、葉の中に含まれている酸化酵素が働くことによって酸化が始まります。これが「植物の発酵」です。
充分に発酵させたものは紅茶になります。半分程度発酵させたものが「烏龍茶」発酵させずに作ったお茶が「緑茶」です。
1000種類以上の中国茶ですが「緑茶」が70%ほどをしめています。
発酵の違いによ「六種類茶」と「花茶」に分かれます。①緑茶・・不発酵茶・香りと旨みがあります。②白茶・・弱発酵茶・繊細な香りです。③黄茶・・弱後発酵茶・上品なお茶です。
④青茶・・半発酵茶・烏龍茶など、深い香りと味わいです。⑤紅茶・・発酵茶・キーモンが代表茶です。⑥黒茶・・後発酵茶・微生物・麹菌類等を用いて作られたお茶、プーアール茶が代表
⑦花茶・・茶葉にジャスミンやキンモクセイ等の花の香りを吸着させたお茶です。
香りに適したお湯の温度と入れ方があります。美味しい中国茶の入れ方とは、基本は茶壺(急須)を使ってていねいに入れる工夫茶(聞香茶、茶杯、茶海) 蓋椀や耐熱グラスも使います。