波佐見焼き 土瓶

佐賀県有田町に隣接する波佐見町でも江戸時代より焼き物が作られていました。

当時は伊万里港より船積みされていたので伊万里焼の名称で知られ、明治からは有田駅より出荷されたので有田焼で定着しています。

しかし産地表示で言えば波佐見焼と言うべきで、最近全国に知られつつあります。

「くらわんか」食器とも呼ばれています。

名前の由来は江戸時代に波佐見で焼かれた食器で当時の江戸、大阪、京都間の交通手段、淀川から行き来した「三十国船」の客船が大阪の枚方宿当たりに近づくと、この波佐見陶器に盛りつけた食物、酒等を「酒くらわんか」「餅くわらんか」「何々くわらんか」から「くらわんか」とも呼ばれるようになりました。