初めてのマテ壺を使えるようにすることです。
買ってきたばかりの、ひょうたん・木のマテ壺は、
内側に木くずやにおいが着いているので、取り除いて使います。
この作業を、『クラール・エル・マテ』と呼びます。
《手順》
- マテ壺の中を、熱湯で洗います。
内側に着いている木くずや表皮を、スプーンなどで取り除き、水を切ります。 - 茶葉(出がらしでよいです)を、壺の口まで一杯にいれて、
ぬるま湯を入れて、一晩寝かせます。 - もう一度、(2)をやって、一晩寝かせます。
- 次の日から、使えます。軽くゆすいで、どうぞ。
※磁器・プラスチック・ガラス・金属からできたマテ壺は、水で軽くゆすぐ程度ですぐに使えます。
使い続けると、カビや黒ずみが気になる方も多いようです。
すぐ使えるマテ壷は、中を特別キレイにくりぬいてもらいましたので、
多少カビは少なくなりますが、素材の特性上、完全には防げないです。
使用後はよく乾かして、お菓子などの乾燥剤を入れるとよいです。
ただし、黒ずみは、変わりません。
長く使わなかったときなどは、一度熱湯を注いで、歯ブラシなどで軽くこすって、
よく乾かしてから使っていただけると、すっきりしますよ。
ひょうたんは、木や動物の角の製品と違って力を加えると壊れやすいため、
くり抜きの手作業が多く、素朴な雰囲気が魅力です。
軽くて、丸みが手になじみやすいので、現地でも多く愛用されているのですね。
ラテンの国から、はるばるやってきた器、日本の風土気候では、
ご不便をおかけすることもあるかと思います。
当店の喫茶でお出ししているマテ壷たちも、
毎日付き合っている間に、仲良くなれた気がします。
ご縁のあった方には、どうぞ長い目でご愛用してくださいませ。