【老舗ひじかた園 通信 2025.2月号】

  2月「如月」

  『和気兆豊年』

「和気」とは穏やかな気分であること、五風十雨など全ては和気であり「豊年」へと繋がるという意味があり、この時期を表す一行です。

 2月の最初の(うま)の日は「初午(はつうま)」です。お稲荷様へ油揚げやいなり寿司などをお供えし、春の豊作を祈ります。うぐいすの初音の鳴き声も聞こえてくる暖かさになるといいですね。春はすぐそこまで来ていると感じる行事です。

 インフルエンザが大流行しています。2月2日は節分です。「鬼は外~」と邪気を追い払い、「福は内~」と健康、幸せを呼び込みましょう。

●今月のおすすめ

 節分におすすめのお茶は『お福茶』、大豆が入ったほうじ茶です。お好みで梅干しを入れて下さい。疫病退散で一年を乗り切りましょう。

  ◯『お福茶』         1袋     500円(税込)

 毎年好評の『桜のほうじ茶』。自家焙煎のほうじ茶に、桜の花びらのクランチとパウダーを加えました。

  ◯『桜のほうじ茶』      80g    1100円(税込)

 バレンタインデーに、「ホノカナチョコレート」はいかがですか。この時期にぴったりのチョコレートの紅茶です。プレゼントにもおすすめです♪

  ◯『ホノカナチョコレート』  40g    994円(税込)

●150周年記念 “ひじかた園 よもやま話 其の壱”

 もともと町田は、八王子から横浜へと絹を運ぶ「絹の道」の中間点でした。明治二十一年五月には、当店も絹の商いをしていました。商いの証明となる木札が残っています(写真上 「繭蚕糸 売買 証票」)。

 木札をよく見ると、住所に「神奈川県南多摩郡原町田」とあります。この頃は東京都でなく神奈川県だったんですね(写真下)。

 時代と共に、商いや住所の歴史の移り変わりを感じられる木札です…。