【老舗ひじかた園 通信 2024.12月号】

  ◆◇◆ おかげさまで150年 ◆◇◆

長きにわたりご愛顧いただきありがとうございます

 当店の歩みを振りかえっていた時、読売新聞創刊150周年という記事を目にしました。町田のいち商店の老舗ひじかた園が大企業の読売新聞と比べるのもおこがましいお話ではありますが、それぞれの150年の歴史を刻み、ここまで歩んでんできたそのことに感慨深さを感じます。

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 これまでの思い出は多々ありますが、その一つに「掛け紙」があります。その昔、老舗ひじかた園の屋号は『武蔵園』で、陣屋『むさしや』を営んでおりました。今では簡単に印刷される掛け紙ですが、当時木版で刷られた掛け紙は、きっと何度にも分けて色塗りをされたものと思われます。

 また「茶袋」や「口の閉じ方」にも歴史があります。今では茶袋の内側をアルミ加工し電気で口を閉じますが、昭和の中頃までは、紙の茶袋に入れ、口を一つ一つこよりで閉じていました。

 「掛け紙」や「茶袋」をみても、昔は機械の力を借りることなく、すべてひと手間ひと手間かけて、お客様の元へお届けしておりました。

 このような歴史をひとつひとつ歩みながら、誠に皆さまのおかげあって、150年を迎えることができました。改めて感謝申し上げます。

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 当店の通信も今月で100号目になります。101号に向けて 令和7年も相変わらずのお引き立てをよろしくお願い致します。